失った歯を補う治療の1つとして、インプラント治療はすでに安全性が確立された一般的な治療です。インプラントは人工歯根を埋め込むことによって、天然歯と同様の機能と審美性を獲得することができます。
当院ではインプラントが長期的に維持・安定することで、患者さんの食事や会話を不自由なく楽しめるような、価値ある治療を行います。
インプラントは皆さんご存知の通り自由診療となりますが、失った歯を補う治療としては保険適応のブリッジや入れ歯があります。どれもメリット・デメリットがありますので、以下に示します。
引用元:臼歯部修復物の生存期間に関連する要因 青山 貴則 相田 潤 竹原 順次 森田 学
保険治療で行える欠損補綴は安価で行えるというメリットは大きいものの、それ以外のデメリットが多く、今後さらなる咬合支持の喪失を招きかねない構造であると言えます。
以上のようにインプラント治療はそれ自体がしっかり噛めるだけではなく、周りの歯にも優しく、再治療が少ない予知性の高い治療と言えます。
当院がインプラント治療を行う目的は以下の3つです。
患者様の生活がより良い方向へ向かうためにインプラント治療をご提案させていただいております。セカンドオピニオンや他の選択肢がないかをお探しの方も、お気兼ねなくご相談いただけたらと思います。
当院では以下のポリシーをもってインプラント治療を行います。
インプラントの”生存率=Survaival Rate”は10〜15年間で90%を超えるほどに高いですが、”成功率=Success Rate”となると実はそれほど高い推移ではありません。 1998 年のトロント会議でのコンセンサスレポートによりインプラントは、
以上のことが挙げられています。
いわゆるインプラントの長寿命(=生存)だけではなく、長期的な高い”成功”を達成するためには抜歯の時からインプラントを見据えた前処置であったり、時として周辺歯周組織の再構築、実際に埋入する際は適切な補綴形態(被せ物)から逆算した手術設計が必要となります。
「何よりも大切なのは、患者様に安全なインプラント治療を行うこと」です。そのための準備、リスクアンドベネフィットを考慮した術式選択をすることで、術後により安心して過ごしていただけると考えています。
定期的なメンテナンスを行わないとインプラント周囲のトラブル発生率が高くなるというデータからも、そもそも患者様自身がメンテナンスしやすい形態にすることが長期的な成功の鍵となるのは言うまでもありません。
以前インプラント手術を受けて噛めてはいるが、メンテナンスがうまくいかずにトラブルが発生してしまっているケースを多く拝見します。インプラントは天然歯以上にトラブルになってしまった時の対処が困難です。そうならないように、機能した後の管理を見据えた設計を心がけています。
できるだけ患者様に負担が少なく、天然歯とのバランスを考慮した長期安定設計、そしてなにより患者様ご自身が日々のメンテナンスを行いやすい仕上がりを目指すことが重要であると考えています。
患者様の状況に応じて、
様々な術式にて対応可能です。
当院ではインプラント治療に際してほぼ全症例でガイデッドサージェリーを行っています。CTデータと口腔内の3次元情報をマッチングさせることで術前にインプラントの理想的な埋入位置を決めることができ、さらにそのデータを元にテンプレートを作成することであらかじめ設計した通りの位置にインプラントを埋入することができる外科手順です。
この目的は、
最新の設備とシステムを導入しているからこそ可能なガイデッドサージェリーは今では欠かすことのできない外科手順と言えます。
インプラント治療は失ってしまった噛み合わせを取り戻す有効な治療法です。すでに多くの実績が積み重ねられ安全性は確立しています。しかし、闇雲にインプラントを埋入するだけでは一旦は噛めるようになるものの、術後にトラブルが起きることもあり大変な思いをした方々もいらっしゃるというのが現実です。
まずは天然歯の温存を図り、最終手段としてインプラントが存在します。インプラント治療をする際は、術後トラブルがなく長期安定が得られる設計や口腔粘膜環境の構築、メインテナンスが重要です。
当院では様々な選択肢を患者様に提示し、リスクやメリットをご理解いただいたうえで治療方法を決定していただいております。診療相談やセカンドオピニオンも承っておりますので、まずはお気軽にご予約ください。
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